2007年 05月 08日
世界の終わり |
僕が寝ている間に世界は終わってしまったらしく、窓を開けると外は真っ白になっていた。
明るく光に満ちていて、どこにも影はない。
世界中の影が砂のようになって光の隙間にまぶされてしまったみたいだった。
この空間のどこにも句読点を打つことは出来なさそうである。
僕はしばらくの間その光をぼんやりと見続けていたのだけれど、ふと気がついて反対側のドアの方に向かった。
soundscape
by itr-y
| 2007-05-08 23:57
| 日常