2007年 05月 16日
左折の美学 |
今、春の交通安全運動ということで、都内の大きな交差点には交通整理のおまわりさんが立っている。
信号が変わる数秒前や、点滅のときにピッピッと笛を鳴らし、車の群れを整理してくれている。
こういうのは非常にありがたい。
おまわりさんが見ているというのは非常に防犯効果が高く、いたずらに危険な運転をするドライバーも少なくなる。
出来れば年中やって欲しいなあ。
主要な交通量の多い交差点だけでもやってくれればそうとう事故も減ると思うのだけれど。
今朝、九段下の交差点で信号待ちをしているとおまわりさんが例の赤い誘導灯をゆらして手招きしているのが見えた。
「おや?なんかしたかな?」と思ってふらふらとそっちへ行ってみると、信号待ちの時は第一車線で待ってくれませんか?とのことだった。
「いや、でもここの交差点は第一車線が左折専用だからここから直進しようとすると巻き込まれちゃうんですよ」
九段下の武道館のところの交差点は左折専用車線があって、こういう時は自転車は道路の真ん中の方に出なければならなくなる。
たまにこういう車線があったりするので自転車で走る時はそうした通行区分をきちんと見ておかないといつの間にか左折のレーンに入ってしまったりする。
これがけっこう危ない。
以前にも気がついたら交差点のところでびゅんびゅん通り過ぎてゆく左折車の内側でちじこまっていたなんてこともあった。
油断大敵である。
これに輪をかけて危ないのが左折信号のある時で、直進するつもりで第一車線で待っていたらそこが左折専用レーンでなおかつ左折信号のみ青になっていたという場合。
永代通りから葛西橋通りに入るY字路がそうなのだけれど、内側に入るとまず身の安全は保証できない。
一緒に左折してしまい少し先で歩道に上がってからUターンという、かなりめんどくさいやり方で元に戻るしかないのだ。
はじめて走る道だとそういうことに気づきにくい。
おまわりさんはいい人で、そういうとすぐに納得してくれた。
「じゃあここだけ」ということで話はつき、僕はまた3番のレーンに戻った。
まあどれだけ走っても間違う時は間違うのだけれど。
soundscape
by itr-y
| 2007-05-16 20:11
| 自転車