2008年 03月 19日
終電を越えて |
年上の人に飲みに連れて行ってもらえて色々と事情を訊いてもらえた。
こういうときお酒というのは便利だなあと思った。
つまらない人間関係のゴタゴタまで面倒を見なければならないなんて、中間管理職って大変な仕事だなあと思う。
ガキのおもりにつきあわされてしまった上司にに大変申し訳ない思いで一杯だった。
「ま、この話はこれでおしまい!」
酒好き音楽好きの上司はさっさとその話は切り上げ、いろいろいろんな話をしてくれた。
男が一対一で飲む時にはどういう話になるかというと、大抵が身の上話になる。
僕も好き好んでそんな話をする方ではないのだけれど、その人の前でなら話すことができた。
お互いに胸の中にしまってしまうことができる相手だということがわかっていたからだ。
久しぶりにいい酒を飲むことができたと思う。
二軒ハシゴして、最後はギターとか楽器の話や車の話になっていった。
終電を越えてしまった後で僕は「帰りはどうするんですか?」と訊いた。
「ちゃんと帰りますよ」
そういって課長は細い足でひょこひょこと歩いて雑踏の中に消えていった。
soundscape
by itr-y
| 2008-03-19 13:07
| 日常